いただきます ごちそうさま
食事の前に「
いただきます」言ってますか??
私が小学校の時、母に言われた言葉があります。
「このお米が出来るまでに
100人以上の人の手間が
かかって、我が家でご飯になっているのよ。
お米もお野菜も作って下さる人がいるから私たちは
食べることができるのよ」
当時はまだその意味が何となくしか分からないまま
家族が皆「頂きます」と手を合わせることが当たり前だったので
それを真似ていたような気がします。
私の尊敬する北山邦子先生の本「
侍ルネッサンスONE」の文章を
引用させて頂きます。
「食とは、他の動物や植物や水の生命をもらって
自分の生きる糧とすること、これは万国の人の共通の理解でしょう。
そして日本には森羅万象、自然のすべてに霊魂が宿ると感じ、
これらを崇拝する考え方が伝統的にありました。「八百万の神」
と言うのもその表れです。
他の生命をもらうことによって人が生かされていること、
自分と同じように自然のすべてにも魂があることを感じ取って
いるから「いただきます」と手を合わせるのだと思います。
それは祈りの言葉のです」
「
いただきます」この言葉は日本にしかない言葉のようです。
英語ではこの意味を表現する言葉はありません。
私たち日本人は無意識にも「
命を頂いて生きていること」を
感じているのかもしれませんね。
外食に行った先で隣に座ったご家族から大きな声で
「
いただきます」と言う言葉が聞こえてくることがあります。
そんな時はとても嬉しくなります。
どんなに忙しくても「
いただきます」と言ってから
食べるお食事はきっといつもよりも美味しくなるような気がします。
そして頂いた後は
「
ごちそうさま」も忘れないで言いましょうね♪♪
きっと作ってくれたお母さんや奥さん・おばあちゃんが
笑顔で答えてくれると思います。
「生きること」は「食べること」
「食べること」は「命を頂くこと」
4月24日25日ではマルシェも開催します。
生産者さんとの会話を楽しんでください。
きっとその会話の中からもいろんな「
いただきます」の
意味が隠れているはずです。
みなさんと一緒に「
いただきます」「
ごちそうさま」言いたいと思います。
【記:笠井】
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